ブログ人: 人類は何千年も前から土を食べ、身体を守った!?
人間が土を食べるなんていったら、エエーッ!?て言われそうですが、実は古代の何千年も昔から世界中で食べてきたんだそうです。野生の動物映画なんかではよく見かけますので、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、今回は野生動物ではなく、私たちのご先祖様たちと私たちホモサピエンスのお話です。
私は野生動物たちが土を食べるのは、岩石や岩塩を舐めたりするのと一緒で、ミネラル類や塩分を補給するためだと思っていましたが、もしかしたらそれだけじゃないのかも知れませんね。
今日の記事のように土を食べることによって、細菌やウィルス、寄生虫などの外敵(侵入者)から身体を守っているということもあるのかも知れません。もしそうだとしたら、その詳しい仕組みはわかりませんが、何という驚くべき身体防御システムなんでしょうか。まさに自然の妙といえるとは思いませんか?
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また土のことはいつか改めて書こうと思いますが、「土の力=地力」で植物の生育や成長が決まります。その植物を動物が食べて成長し命が繋がります。そして私たち人間はそれらの植物や動物を始めとして、その他にも魚介類、微生物(発酵食品)、鉱物(ミネラル類)、菌類(キノコ)まで含めたありとあらゆるものを食して食物連鎖の頂点に立っています。
そのお陰で他の動物たちとは違い、様々な遺伝子を摂り込むことにより進化発展を遂げてきました。なので、この地球上の全ての生命の情報を持ち合わせている特別な存在といっても過言じゃないかも知れません。そう考えると、自然や環境、全ての生命に対する重い責任を痛感させられます。
ところで、皆さんは「異食症」というのをご存知でしょうか?
例を挙げると、よく妊婦さんが「氷」を食べたりすることで知られていますが、ちなみに私は子どもの頃、「炭」や「軽石」などを食べていたのをよく覚えています。また母親が「生米」を食べていたこともよく覚えています。そして最近知ったことは、末っ子の妹が妊娠時にやはり「氷」を食べていたそうです。
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我が家では「異食症」が大はやりだったんですね。(笑)
この異食症は、「ミネラル不足」が原因だといわれています。人間だけではなく、動物園の動物たちがドアや柵を噛んだり、またペットがテーブルや椅子の足を噛んだりなど、さまざまな行動や現象が言われています。
もし飼われている犬や猫などのペットが、異食症のような行動をとったら、ペットフードにミネラル類を補給してあげてください。そうすれば異常行動はなくなりますし、その他にも様々な効果が現れると思いますので、是非お試しを。
それではなぜ人類が土食をしてきたのか?最新の知見を見てみましょう。
土食には長い歴史があり、おそらく健康に良い HealthDay News 世界の健康最前線(2011.06.21)
故意に土を食べるという概念はほとんどの人に嫌悪感をもたらすものかも知れないが、この習慣の歴史は古く、実際、健康的なものであると考えている人もいることが新しい研究で示された。既存の研究を分析した結果、"土食(geophagy ジオファジー)"は、細菌や寄生虫といった侵入者から身体を守る可能性があるという。
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ヒトは何千年も前から土を食べており、住民のいる全大陸、ほとんどすべての国で報告されている。土を食べる理由を明らかにするため、米コーネル大学(ニューヨーク州)のSera Young氏らは、土食の文化に関する報告480件以上を調べ、パターンを検討した。
研究の結果、豊富に食物があっても土を食べ(通常、最初は煮る)、満腹になるほどは食べない傾向があることが判明した。栄養については、最もよく食べられる土は粘土の一種で、ミネラルは含まれていない。実際、摂取された粘土により消化管による栄養摂取が阻害される可能性があることが判明した。
Young氏らは、土が寄生虫や病原菌から身体を守る、身体防御というのが最良の回答であると考えており、土食が寄生虫や細菌に特に弱い妊娠初期の女性や思春期前の小児に最も多く見られることを指摘。この理論は、土食は食物が媒介する病原菌が最も多い熱帯地方で最も一般的であり、胃腸障害が認められる場合に土を食べたがることにより裏づけられる。
同氏らは「この論文がさらなる研究を促すものになって欲しい。これらのデータから、土食がヒトにおいて広範囲に見られる行動であり、保護が必要な脆弱(ぜいじゃく)な時期と環境条件に直面した時に起きることは明らかである」と述べている。研究結果は、医学誌「The Quarterly Review of Biology(生物学)」6月号に掲載された。
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